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The Botanical Society of Tosa

土佐植物研究会

<お問い合わせ先>
TEL:090-7622-1257

2023年10月22日(日)に第597回月例会(北川村小島不動ノ滝周辺)が16名の参加で行われました。

No.1 不動の滝駐車場
No.1 不動の滝駐車場

 急に寒くなり、秋晴れのいい天気。家を出る時点での車の外気温度は10℃であった。

 集合場所の二十三士公園には15人が集合、広島からの藤冨さんは温泉に泊まられたとのこと。

 4台の車に分乗して9時15分北川村温泉に向かう。まず不動の滝へ。今回も植物相調査をするため2班に分かれて標本調査の準備をし案内板のところから遊歩道を降りていく。すぐに数本の胞子葉を着けたハナワラビノの仲間、シチトウハナワラビとのこと。テンナンショウ属の果実のなった株が見える。岩の上のコケの中に、ベニシュスランが群生していて多くは果実をつけていた。雨が少なかったのか水量の多い谷沿いなのに、林の中は乾燥している。ゆっくり観察して11時過ぎ車まで戻ると別役さんが無事到着していて合流できた。11時半早い昼食。

No.2 不動の滝
No.2 不動の滝
No.3 シチトウハナワラビ
No.3 シチトウハナワラビ
No.4 林道で観察
No.4 林道で観察
No.5 川岸岩上で観察
No.5 川岸岩上で観察

 午後は森林鉄道の跡を歩く。鉄道跡は車でも通れる広い道になっていて奈半利川沿い山側は綺麗に積まれた石垣で年月を経ていろんな植物が自生していた。

 しばらく観察し、何人かは川に降りて行かれた。「アオヤギバナが見られるよ」との声がするが、河原の大きな石の上を歩くのに自信のない私はそのまま林道跡を車まで戻った。

 標本の読み合わせをして、車代を集金配分3時過ぎ朝の集合場所に帰ることにして二十三士公園で解散となった。〔堀内和美〕

No.6 アオヤギバナ
No.6 アオヤギバナ