2012年5月13日(日)第460回月例会(吾川郡仁淀川町の中江産業株式会社林「土佐事業所池川団地1林班」)が開催されました.
439号線沿いの,安の川原で中江産業・土佐林業クラブの方たちとも合流.予定の9時半だった.これから目的地・「土佐事業所池川団地1林班」へ向かう.山道を川沿いに走ってから標高をあげつつうねくね曲がった山道を走る.かなり走って北を見ると筒上・手箱山が指呼にある.連れ合いと6日に登ったばかりの山を近くに見るのも良いものだ.道路脇で一番目立つのはヤブデマリの白い花.下見の時に見たフサザクラは大きく葉を広げ姿を変えている.筒上山は昨日霧氷がついたというが今日このあたり,寒くはなく観察会にうってつけの青い空も見える天気である.
今回は普段の例会と違い植物名を記入していくという大仕事が待っている.諸先輩方の後を付いて行けばよいと思っていたらそうもいかず「杭」に付けてあるテープに名前を書くことも何度か起こった.自信があるものにはサラサラと書けるが頭の中で「???」が渦まくと周りの人を巻き込んで喧々諤々.それから書く.間違っていないことを祈るのみである.(先輩が点検してくださっただろうと思う)下見に来た時とは違い緑の葉がでているし,花の姿も見られるので雰囲気は変わっている.ヒメコウゾ(写真上,山岡(重))・オンツツジ・アケビの花が目につく.林床を見る者,上を向いてコシアブラ・タラの芽を目敏く見つける者もいる.ラン科植物もひっそり姿を現したので見つけてお騒ぎとなる.コケイラン・オオバノトンボソウ・アオフタバランなども散見できる.腹時計が鳴ったら丁度お昼.中江産業さんがお茶・コーヒーなどの飲み物も構えてくださっている.ありがたいことと戴く.30名を超すものが集っての食事だった.済ますと次は午後の部の名前付けとなる.
中江産業の皆さんにはいろいろとお手数をかけましたが名前を沢山付けたことで少しはお返しができたのでは安堵の気持ちも持つことができた日でもありました.
現地解散となったが帰り道,だれしも思う事は同じで何か所か寄り道をしてテンナンショウ属等をみて439号線にでて自然に離れ離れに散会となった. (猪野 律)