2014年8月17日(日)に第487回月例会(梼原町松原久保谷セラピーロード)が行われました.
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ここから,久保谷セラピーロードは始まる.まず国道からの長い階段を上った.上りきると,そこから水路沿いの道が3kmに渡って続いていた.このセラピーロードは殆ど平坦な道で非常に歩きやすく,しかも豊富な樹種に恵まれた森林の中の道で,道に沿って立派な水路が造られていて,清らかな水がとうとうと流れている非常に涼しい環境のまさにセラピー効果が期待される快適なロードであった.しかも,ロードのすぐ下は久保谷川渓谷で四万十川源流域の水がとうとうと流れている絶景を眺めながらの道であった.林の中は適度に木漏れ日があり,水路沿いには今が満開のイワタバコが清らかに咲き誇っていた.またスダレギボウシの白い花やミヤマウズラのかわいい花も観察できた.実の付いたケケンポナシの枝やノグルミの実なども落ちていて興味をそそられた.また,道の所々には工夫されたネーミングのポイント表示もあり,散策がより楽しくなるように配慮されていた.林床にはそれほど豊かに植物が茂っているわけではないが,種類は結構多く,特にシダや樹木の勉強にはうってつけのコースかなと思った.シダ以外の草本植物も カシワバハグマが点々とあったり,サツマイナモリやイナモリソウなども多く,細かく観察していけば小さい個体の多くのものを見つけることができた.マメザヤタケなどの菌類も観察できた.ケヤキの珍芸は1本のケヤキの大木の幹と幹が上部でくっつきのぞき窓の様な部分を形作っているという珍しいものであった.本当に飽きることのない素晴らしいセラピーロードとなっていた.ちなみにこの水路は100年も昔から設置されている大切な用水路で,山間部の水田を潤している.険しい渓谷の林の中腹部にこのような立派な水路を造り,それを100年にもわたり大切に維持管理されてきた松原の人々の農業にかける厚い思いが伝わってきて感慨深いものがあった.この水路は農業文化遺産になっているとのことであった.