土佐植物研究会

　高知市の高知会館において会員23名が出席して総会・研修会が行われました.総会では2014年の活動報告と決算報告,2015年の活動計画と予算案が提示され,原案通り可決されました.続いて役員の改選が行われ,14名の新役員・幹事が選出されました.
続いて行われた研修会では以下の報告がされました.
（1）四国新産キイレツチトリモチについて（前田綾子）
　・興津在住の伴内珠基氏が2014年12月13日発見．現地調査の結果，生育地1に約100個体，トベラに寄生，生育地2に約300個体マサキに寄生．長崎県黒島が北限とされていた．土佐清水市で約50年前の山岡和興氏による証言があるが，同地では発見できなかった．
　・タンポポ調査2015年西日本に協力要請．
（2）鏡川流域の丘陵地に分布するイガタツナミ（坂本彰）
　・徳島，香川では記録がない．神田の和霊神社付近にたくさん見つかった．高知市内4街区で16ヶ所の生育地が確認でき，今までの認識を覆すように多数群生することがわかった．コバノタツナミと誤認している場合が多いと思われるが，花期は5月下旬でイガタツナミの方が遅い．
（3）特別例会・信州の植物（細川公子）
　・今までに行った特別例会（第1回～26回）の振り返り．第26回特別例会の写真の紹介．
（4）2014年月例会の記録（鴻上泰）
　・2014年月例会の写真を駆け足で紹介．