2016年2月14日(日)に第505回月例会(須崎市朴ノ川山)が行われました.
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この道沿いでまず目をひいたものは,まるで地面に立てた棒のようにニョキニョキと生えているオオアブラギリの幼木でした。先端に新芽をつけ,一本の緑の棒のように突っ立っている姿はまるで人が意図的に立てた人工の棒のように見えびっくりしました。オオアブラギリの大きな成木の根元には黒くなっていましたがオオアブラギリの大きな果実がたくさん落ちていました。見上げると枝にもまだ落ち残りの実がいくつもぶら下がっていました。この実は案外発芽率がよくて,棒のような幼木がたくさんはえてくるのだなと納得しました。またカギカズラの幼木が非常に多いところでもありました。
さらにこの渓谷は空中湿度が非常に高くて,シダ植物には好適の環境なのか,ウツギやアオガシなどの木の表面がコケ等に覆われ,そこにすくすくと育った大きなツクシノキシノブが生えている光景をたくさん見かけました。もちろん他のシダ植物も豊富で後記の目録の通りです。この地域は希少なシダも多く見つかっていて昔からシダの宝庫として注目されてきたところです。この日もかつてここで採集された記録のあるカネコシダはないものかと探しましたがそれは見つかりませんでした。ナガバジュズネノキやミヤトベラ、ミヤマウズラなども見つけることができました。
帰途,名瀑「樽ノ滝」に立ち寄りました。滝は昨日の雨の効果で水量豊かでいつにもまして見事な姿を見せていました。滝とその周辺の植物の観察を終わったところで散会しました。今回は,香川県や徳島県の方も多く参加されていて,いろいろと情報交換もでき楽しく有意義な観察会となりました。参加の皆様お疲れ様でした。今年初めての観察会でしたが,この一年,後々の会も楽しく有意義なものであってほしいと願ったことでした。(文・写真 宇田)