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The Botanical Society of Tosa

土佐植物研究会

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2016年8月21日(日)に第511回月例会(大豊町梶ヶ森~杖立山)が行われました。

 前日の高知市の最高気温が37.5度(観測史上5番めの暑さ)の猛暑の中、午前8時に17名が甫喜ケ峰森林公園に集合して、梶ケ森キャンプ場の駐車場に向かう。
 今日もいい天気、連日の晴天で、山の植物もバテぎみである。さすがに標高1400m近くになると下界に比べて涼しかったが、直接、太陽が照りつけると熱い。目的地である杖立山方面への距離はけっこう長い。単調な作業道を下って行く。
 途中、タカネオトギリ・ナガサキオトギリ・コケオトギリ・シコクママコナの中にまじってヤマジノホトトギス・ツリガネニンジンなどが咲いていた。オオバウマノスズクサの実、イガホオズキの実もあり、皆が写真を撮っていた。
 出発して2時間半、いよいよ目的地で、遠目に黄色の花を見る。一面にマルバダケブキの花が咲き、100株以上、我々を待っていたかのように咲いていた。遠くに杖立山・石鎚山方面、高知市から太平洋まで見える。チョットした高原風である。眺め良し。
 マルバダケブキだけを残して、周りの草本木をシカが食べて、庭の手入れをして、彼らのフンで肥やしになって、大きくなっているマルバダケブキのお花畑であった。
 ここで昼食をメイメイが好きな所に座って花を眺めながら食事をする。幸いなことにチョット流れる雲が太陽をさえぎり、この時間、涼しくなった。
 帰りは、同じ道を引き返し、各自が好きなようにバラバラに帰る。
 途中、一輪だけ咲いていたリンドウの青い花びらに、花の咲くススキの穂に、青い空の中に浮かぶ薄い白い雲に、熱いながらも秋のおとずれを感ずる。
 私の万歩計は往復で15000歩を超えていた。皆様おつかれ様でした。
 午後2時半頃、梶ケ森キャンプ場で解散する。〔文 黒瀬氏、写真 鴻上氏〕
マルバダケブキを眺める(佐々木氏撮影)
マルバダケブキを眺める(佐々木氏撮影)
マルバダケブキ
マルバダケブキ
マルバダケブキ群落
マルバダケブキ群落
オオバウマノスズクサ果実
オオバウマノスズクサ果実
イガホオズキ
イガホオズキ
イケマ
イケマ