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The Botanical Society of Tosa

土佐植物研究会

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2022年3月27日(日)に第578回月例会(高知市行川)が29名の参加で行われました。

 9時30分、鏡川沿いの尾立(ひじ)高架下に続々と車が集合。昨日の雨も上がって天気になり参加者が多い。行川の公園駐車場には我々が停められる数は10台ほどと見積もって、それぞれに分乗し行川に向かう。この時期になると思うのだが山桜がこんなにも自生しているのかと。山も川も野も全てが美しい。行川小中学校周辺も、花桃もまだ残っていて嬉しくなる。
 なかよし公園に駐車して10時20分城山の森を目指して歩き出す。車道の横のスギ植林の下はアオキが多く、赤い実を着けている。タチツボスミレ、セントウソウが見える。少し登ったところでサツマイナモリを観察、下見の時は蕾で例会には咲いていると思ったのだが、花は開いていない。暖かくなると開くのだろうか?少し残念。マムシグサも咲いたところ。道の下にはシュンランの花、タキユリがあちこちから芽を出している。しばらく登ると、きっちりと整備された生姜畑が広がる。蛇紋岩がところどころ出てくるのだが、貧弱なアカマツぐらいで、蛇紋岩植生はあまり見られない。
 畑が無くなったあたりの木で、人を恐れずすぐ頭の上で、とてもおしゃべりな鳥の囀りが聞こえる。あまり聞かない声後でイカルだろうと教えてくれた。
 シハイスミレの中を歩いて丁度正午山頂に着いた。我々のグループとは違う2人の女性が食事中で、高架下から歩いて登ってきたとのこと。実に見晴らしが良くて高知市中心市街地が一望でき、太平洋、室戸岬までも見渡せる。オンツツジが数輪咲いていて、種類の違う蝶が気流に乗って登ってくる。足元には、小さなフモトスミレ踏まれそう。山頂で昼食。
 13時過ぎ降り始める。帰りは西側の道を通って帰る。山道にはツボスミレの群落、畑の横にはカキドウシの群落、ヒメオドリコソウの群落と春の里山の風景が広がり、花の種類と多さに驚く。
 14時30分、鴻上会長が最後に駐車場に着いて、ここで解散となった。春の里山を満喫できた1日でした。〔堀内和美〕
ふれあい公園に集合
ふれあい公園に集合
サツマイナモリ
サツマイナモリ
城ヶ森山頂
城ヶ森山頂
標柱なんと3月27日
標柱なんと3月27日
山頂より高知市方面ヤマザクラ
山頂より高知市方面ヤマザクラ
キブシ
キブシ
ナガバノタチツボスミ
ナガバノタチツボスミ
キバナシロタンポポ
キバナシロタンポポ